看護師

女性は40代を過ぎたら更年期障害を意識しよう

耳が聞こえにくくなる腫瘍

女性

良性ですが死に至ることも

聴神経腫瘍とは聴神経の周りを覆っているシュワン細胞から発生する良性の腫瘍です。この腫瘍が大きくなるスピードは一般的にはゆっくりで症状があらわれるまでに時間がかかりますが個人差があり、育つスピードが速い人もいます。聴神経腫瘍の症状としてまずあげられるのが、聴力の低下です。聴神経腫瘍が聴神経を圧迫するために聴力低下が起こります。腫瘍は通常左右のどちらかの聴神経に発生するので、聴力低下も腫瘍ができた片側に起こります。腫瘍が大きくなってくると頭蓋内圧亢進症状や耳鳴りやめまい、顔のしびれ、嚥下障害、視覚障害など様々な症状があらわれます。聴神経腫瘍は良性の腫瘍ですが、放置すると腫瘍が増大して脳が圧迫され、やがて死に至ります。症状のない小さな腫瘍の内は経過観察で良いのですが、成長するようになれば治療が必要になります。

ふたつの治療法

聴神経腫瘍の治療は、手術による腫瘍摘出が第一選択です。耳の後ろの皮膚を切開し顕微鏡下で腫瘍を切除します。完全に腫瘍を切除できれば治癒し、およそ2週間ほどで退院できます。手術以外にも放射線療法があり、これはガンマナイフとも呼ばれます。聴神経腫瘍に対して集中的に放射線を照射します。この方法では腫瘍の直径2.5センチ以下のものであれば、90パーセントの割合で5〜10年ほどは腫瘍が大きくなりにくいそうですが、完全に消滅させることはできません。放射線療法は照射後に脳が腫れたり機能障害を起こすリスクもある上に、照射しても腫瘍の成長が止められず結局手術するケースもあります。そのため治療としては手術により腫瘍の切除をし、取りきれなかった分を放射線照射するというように併用するのが良いとされています。